一昨年まで都筑ふれあい書道教室で講師をしてくださっていた加藤良風先生が昨年末に亡くなりました。
思いがけないことで、まだ受け止めきれないでいます。
お加減が思わしくないとは聞いていたのですが、またお元気になられると信じていました。忘年会にもお誘いしたところ、行けないとお返事をいただき、来年は来ていただきたいねーとみなさんで話していたところでした。
ららぽーとを経てこの教室を立ち上げ、わたしは加藤先生とのお付き合いは7年くらいでしたが、生徒さんのなかには10年の長きにわたって師事されてきた方もいらっしゃいます。
その方たちは、加藤先生がいらっしゃらなければここまで続けてこられなかった、もしくは加藤先生にお会いしなかったら書道を始めることもなかった、とおっしゃっています。
本当にお優しくて、面白くて、まったく偉そうにすることもなく、誰からも好かれる素敵な先生でした。
いろんなことを教えていただきました。
先生の書は、力強さと端正な美しさ、あたたかさと懐の広さ、そしてどことなく飄々とした風情もあり、まさに加藤先生そのものでした。
わたしも、先生のような作品を書きたい。先生のような指導者になりたい。
まだまだ足元にも及びませんが、先生に教えていただいたことを無駄にしないように、これからも頑張っていきたいと思います。