たいへんな状況です

8回目の見花山の桜です。

撮影日は3月27日でしたが、もう終わりかけでしたね。

 

コロナウイルス感染予防のため、4月はお稽古をお休みすることにしました。

3月も悩みに悩んで、マスク着用、手洗い後お稽古開始、アルコールで机を拭く、換気をする、などあらゆることをしてお稽古をやってきました。

こんな少人数の教室だし、とか、学校に行けない子どもたちの気分転換の場になれば、とか、言い訳はあれこれ思いつくし、わたしにとってはかけがえのない仕事であり、人生をかけてとりくんでいる書道を、不要不急なんて言葉で片づけられてしまうことへの反発もあり、決断した今もまったく気持ちが晴れません。

 

早くこの状況が収束してほしい。いつもの当たり前の日常を取り戻したい。

不要不急のことを自由に楽しみたい。

でも、出かけられず、家にこもることが多い今は、書道のお稽古にはチャンスとも言えますね。わたしもせいぜい作品制作に取り組みたいと思います。

みなさんも、体に気を付けて、お稽古しましょう!

 

しばらく子どもたちの作品をアップしてませんでしたので、どんどん上げていきます。

 

3月提出の毛筆作品です。

現学年の最後の課題ですね。

みんなよく書けています。

上段は2年生のあかねちゃんと5年生のユッキー。

中段は3年生トリオのなっちゃん、ちいちゃん、さくらちゃん。

下段は6年生コンビのなつみちゃんとりなちゃん。

これを書いたのは2月7日なので、まだ休校も決まっておらず、これから訪れる卒業とか入学、進級への期待があふれていますね。

こちらは4月提出の毛筆作品。

新学年の課題なので、あかねちゃんも漢字を含む4文字になっています。

ユッキーは全部漢字ですね。

なつみちゃんとりなちゃんは中学生ということですね。

あまり課題内容には変化ないですけどね。

 

この時期、昇段昇級試験の課題もまだ出ず、コンクールの準備をするには早く、どんどん先の課題を進めています。

ちなみにこれを書いたのは2月21日です。

中学生になると、「文字のすがた」はなくなり、臨書講座といって、おとなのやるような古典の臨書課題があります。

今回の課題は「九成宮醴泉銘」です。

縦長の字体、端正な点画で楷書の基本といわれている作品です。

りなちゃんもなつみちゃんも、基礎がきちんと出来てるので上手ですね。

 

小学生のみんなは「羊」です。

ユッキーの草書は流れるようですばらしいですね。

なっちゃんの隷書も、水平な横画と波磔も美しく、とてもうまいです。

ちいちゃんとさくらちゃんは篆書です。大きな角のある羊の顔に見えますよね。

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若原晃子

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