全書芸展に行って来ました。
最近また感染者が増えているので中止になったりしないかと心配していましたが、無事に開催できて何よりですね。
今年わたしは「張黒女墓誌銘」を出品しました。
2*8で3行書きです。できばえはどうでしょうねえ。
また会場で見ると貧相な感じがしました( ノД`)シクシク…
この法帖は、わたしの前の師匠である故中村芳雲先生が、第1回全書芸展で全書芸賞を受賞したときに書かれた作品と聞いています。
芳雲書道会には何人も、これを得意としている人がいました。
その話を一昨年、芳雲先生の師匠にあたる浅沼一道先生と懇親会でお話しして、浅沼先生の小品をいただいた思い出があり、ぜひわたしも挑戦してみたいと思っていました。
線質のあたたかさ、やさしいフォルム、少し枯れた味わいもあり、わたしの得意分野でないのはわかっているのですが、どうしても書いてみたかったのです。
ところで、自分の作品の横に立って写真を撮り、それをインスタグラムにあげてみたら、隣の作品の作者の方からコメントをいただきました。びっくりしましたが、うれしい驚きでした。こんな出会いもあるものですね。
こちらは生徒さんの作品です。
師範の良菫さんで、得意の『曹全碑』です。
完璧な出来じゃないでしょうか?
字形、配置、線質ともにすばらしいです。
何か受賞できると思っていたのに予想外でした( ;∀;)
ご本人はとても謙虚なんですが、これからも自信を持ってがんばってくださいね。
これも生徒さんで、準師範の良梢さんの『張遷碑』です。
この方も隷書が上手で、特に『張遷碑』が得意です。
この素朴な感じがとても良いですね。
来年はいよいよ師範試験ですが、隷書が得意だと強いですよね。頑張って合格目指しましょう!