今年最後のお稽古です。
クリスマスイブですが、みんなちゃんと来てくれました。「クリスマスなんだから先生ケーキは?」とか言われましたが、それはおうちでね。
教室ではいつも通りのおせんべいを出しました(⌒∇⌒)
さて、「文字のすがた」は「家」です。見てください。このバラエティーに富んだ、力強い作品たちを。
本当に今回はみんなうまい!おとなも顔負けです。5種の書体が全部ありますね。順にみていきます。
まず楷書は下段真ん中のりおちゃん。
楷書といってもすこし行書がかった書体ですね。普通の「家」とはちょっと違いますが、ちゃんと理解して書けました。名前もいいです。
次に行書は上段右のちいちゃん、中段左のももちゃん、中段真ん中のれいあちゃんです。
みんな美しく書けていますね。筆が開いてしまうのをまとめながら書くのが大変ですが、みんなちゃんとできています。すごい!
草書を選んだのはなっちゃん。珍しいなーと思ったら、すごい迫力の作品ができました。
こんな勢いのある作品、おとなでもなかなか書けません。なっちゃんも最近変わってきたというか、一段ステップアップした感じがします。
上段真ん中の隷書はひろくんです。まだ習いに来てそんなに経たないのに、すっかり書道を体得した感じです。これも隷書の特徴をきちんととらえています。水平な横画、丸い起筆、最後の右の波磔も上手ですね。
最後に篆書を書いたのは上段左のりりちゃん、下段ひだりのあかねちゃん、下段右のさくらちゃんです。りりちゃんは、書いていくうちにだんだん縦長に中がせまくなっていってしまったのが残念でしたが、これもまた味ですね。
あかねちゃんとさくらちゃんは、正直行書や草書をやってほしいなと思ったのですが、なかなか良い作品ができてうれしい驚きでした。明るい線でゆったりした「家」。ふたりとも篆書が向いているかも。
こちらは中学生の毛筆とかな、臨書課題です。
また行書の「時差通勤」、しんにょうもあるし難しい字ですが、ふたりともそんなことは全然平気です。わたしが時々言うのは行書ならではのリズムとか変化のつけ方だけですね。
臨書は引き続き顔真卿でしたが、これもわたしは向勢について少し助言したのみです。ふたりとも手本を見て、自分で考えて書くことが身についてきているようで頼もしいですね。
さて、来年の教室は5日の学校書初の会で始まります。
卒業したなっちゃんのお姉ちゃんの桜ちゃんも来てくれるし、恒例のこのイベントもご愛顧いただいているのがうれしいです。
準備は大変なんですが、これからがんばります。
では、今年もたいへんお世話になりました。
生徒のみなさん、ご協力いただいた保護者のみなさま、マイティーハウス様には心から感謝しています。来年もよろしくお願いいたします。
学校書初のあとはまた恒例の干支色紙作りです。お楽しみにね!